コウモリ糞被害と駆除の難しさ

ベランダにコウモリの糞

10年以上まえからベランダに落ちている
黒くて細長い糞らしきものが気になってました。

 

それは、時として戸袋に貼り付いていたりして気持ち悪く思うものの、
何なのか分からず長年放置していました。

 

でも、この糞のようなものは、
ベランダにたくさん落ちているので
布団や洗濯物を干すときに汚くて困っていました。

 

 

汚ねーなー。

いい加減いやになりキレイに掃除をしても、
早ければ翌日には、糞らしきものがまた落ちています。

 

原因を探るべく、
自分で恐る恐る雨戸を開け戸袋のなかを覗いても何もいません。

 

屋根瓦の隙間や繋ぎ目も注意深く見ましたが
何も見つけることができませんでした。

そんな夏のある日、ベランダから薄暗くなった外をホゲーっと眺めていると、
空に何か飛んでいます。

 

 

何だろう?コウモリかな?
 

たいして気にせず、ボケーっとします。

すると、コウモリ が急降下してこちらに向かってくるではありませんか!

 

うおっ!なんだ?
 

と思った瞬間!
コウモリが家の屋根の中に一瞬にして消えてきました。

 

いま家に入っていったよね?

自分に突っ込みを入れます。

慌てて部屋に戻り、
災害時用に買っておいた超強力なLEDライトでコウモリ が消えた場所を照らします。

 

 

でも、なにもいません。

 

おかしいな?

確かに入ったように見えたのですが!?

そのまま、ベランダの隅から見張っていると・・・

 

コウモリ生態
出た!
今度は、飛び立っていったぞ!

間違いない!
屋根裏か瓦の隙間にコウモリ が住んでいる!

 

衝撃の事実を目の当たりにし、暫くその場に立ち尽くします。
これを発端にコウモリとの戦いが始まります。

 

コウモリの生態を学ぶ

 

敵を知らずには戦うことはできません。
ターゲットがハッキリしたので、やる気がでます。

 

コウモリ生態メモ

  • 自力で飛べる哺乳類

 

  • 種類によって食べ物が違う
    (草食、肉食、昆虫食と様々)

 

  • 夜行性で目がほとんど見えない

 

  • 繁殖力が非常に強い
    (生後約10カ月で繁殖可能)

 

  • 寿命は3〜5年
    (オスとメスで異なる)

 

 

  • 冬眠する
    (11〜3月)

 

  • 大別すると2種類(種類は多い)
    オオコウモリ
    ・ココウモリ

 

  • 家に出没するコウモリは、
    アブラコウモリで「ココウモリに属する」

 

  • 反響定位の使い手
    自分で音を出し、その音の反響で定位を知る

 

アブラコウモリが好む場所

  • 瓦の下
  • 羽目板と壁の間
  • 戸袋の中
  • 天井裏、屋根裏
  • 換気口

 

相手はかなり手強いです。

 

一人で戦えるでしょうか?
不安になってきました。

私は、ゴキブリや虫類も大の苦手です。

ゴキブリにメッチャ効く!

 

 

 

侵入経路を特定

まずは、どこから侵入しているかの特定です。

 

私は、運良く目撃できましたが
コウモリは、1〜2センチの隙間があれば入ることができます。

 

 

まさか?
と思う所が侵入経路になっていることがあります。

 

すべての隙間を疑ってかかりましょう!

 

コウモリ駆除の体験談と流れ

あくまでも私の場合です。
糞被害で困っている方の参考になれば嬉しいです。

 

<ステップ1>
ベランダに糞らしきものが落ちているのを発見!でも原因が分からず十数年が過ぎる。

 

<ステップ2>
夏の夕暮れにベランダから外を眺めていたら、コウモリが屋根の中に消えていくのを目撃する。

 

<ステップ3>
コウモリが消えていった場所を見ても何もいない!不思議に思う。

 

 

 

 

<ステップ4>
屋根裏を疑う!屋根裏に入るための点検口のような場所から突入する。

最悪です・・・
ちょうど点検口の上がコウモリのトイレになっていた!
扉を開けると上から大量の糞が落ちてきた、危なく顔に直撃しそうだったが間一髪で回避する。

 

<ステップ5>
屋根裏に入り周りを見渡すと糞だらけで寒気がする。

糞は畳にすると半畳くらいの広さに集中的に溜まっていました。
その厚みは、なんと4センチはあったでしょう。

 

糞を掃除機で吸い取りにかかります。
しかし、あまりの量に掃除機の紙パックが直ぐに
いっぱいになってしまい吸わなくなります。

 

紙パックの交換です。
この作業が一番いやでした。
思い出すだけで気持ち悪いし、糞ホコリを吸うのが体にも不安でした。

 

結局、掃除機紙パック10枚は使ったと思います。
しかもコウモリの糞を吸った掃除機は、
部屋に使えないので買い替え必須の大損害です。

 

糞を掃除し
そのままコウモリを探すが見つけることができない。
狭い・暗い・暑い・足場が悪い!で、10分足らずで体力をすべて失う。

 

<ステップ6>
八方塞がりになり、何をするべきか分からなくなる。

自分を見失う。

 

<ステップ7>
自力での解決が難しいと悟る!

 

<ステップ8>
ネットでコウモリ駆除屋を調べてみる。

 

コウモリ駆除業者は、事前調査が必要で面倒くさいと感じる。
会社が休みの土日で調整すると、駆除日が先になってしまう!
なので、事前調査なしの業者を探す。

 

 

わりと近くに見つけました。
しかし専門業者ではありません。

 

よく聞く「何でも屋」です。
でも、コウモリ駆除の経験がある業者です。

 

<ステップ9>
数日後の平日にWeb予約をいれる。
無事に駆除当日を迎える。

 

何でも屋は、自信満々で屋根裏に突入した!
しかし・・・
すぐに屋根裏から荒い息が聞こえる。

 

「ハア、ハア」「うあ~」

私は、不安になり声を掛けるが返事がない。

 

すると屋根裏から業者でてくる。

 

・業者の言葉
なんとか見えるんですけど、届かないです。
屋根の勾配の下の方、すごい奥の方にいます。

 

しかも、数匹の感じではないです。
かなりいる気配がします。
お金は交通費だけでいいので辞退させてください。

 

コウモリ専門業者に頼んだ方がいいですよ。
たぶん大掛かりになると思います。
屋根裏から見える木の板を切り取らないと駆除できない感じです。

 

普通、コウモリ駆除は簡単なんですよ。
こんなの初めてです。

 

 

えー本当ですか!
そこを、何とかしてくださいよ~。

困っちゃたな~!
この日の為に、会社も休んで・・・

駆除にかけていたんですよ!

 

うちでは、ちょっと・・・
相当費用かかっていいなら、できるかも知れませんけど。

 

費用が掛かったとしても駆除の保証はできません。

 

それでも良ければ、やらないこともありません。

 

 

・・・

 

本気で困りました。
しかも、凄い数がいるかも知れないとのこと!
怖いです。

 

仕方ない専門業者に頼みましょうか。

 

 

コウモリ屋根裏

ちくしょ~!
最初から専門業者に依頼すれば良かったよ。

まったく。

 

 

でも・・・
屋根の中にいるから専門業者でも無理なんじゃないだろうか?
家が変に傷んでも嫌だし・・・な。

 

 

もしかしたら大工さんの仕事だろうか?
 

う~ん。
迷ってしまいます。

 

腕のいい大工さんを知っているので、
無理を承知でお願いしてみようか・・・

 

しかし、大工さんがコウモリ駆除に付き合ってくれるでしょうか?

 

本当に困ってしまいました。

 

 

コウモリ瓦下
よし!

 

決めました。
同じお金を払うなら知り合いの大工さんの方がいいや!

 

この際だ!
屋根を解体してもらう覚悟で行くぞ!

 

 

<ステップ10>
大工さんに連絡を入れ現場を確認してもらう。

直ぐに来ていただけました。
(ありがとうございます)

 

・大工さんの言葉
確かに、ここに小さい穴があるな!
しかも、そこだけ薄汚れているから、
ここから出入りしている感じにみえるけど。

 

でも、おかしいな!
ここから入っても屋根裏には行けないんだけど。

 

まあ見ててもしょうがない!
瓦を外してみるか!

 

 

えっ!
今やってくれるんですか?
 
だって、そのために呼んだんだろ?
 

まったく!
俺は、大工だぞ!

コウモリは、専門外だよ!

 

しょうがねーな!

ブツブツいいながら、手際よく瓦を外していきます。

 

アッという間に、
屋根の防水シートが露出しました。

その防水シートも一気にカッターナイフで切り裂くと、
屋根の木材がむき出しになりました。

 

 

大工さんは、脇差のように持っていた小型ノコギリを取り出し、
ためらうことなく一気に屋根板を切り出しました。

 

 

おー!
家、壊れないよね?

ちょっと心配になります。

 

 

ノコギリで切れ目を入れた所は、パコっという感じで外れます。
それを何枚も繰り返します。

 

すると、屋根が恥ずかしい感じになってきたころ
コウモリ一匹が飛び立ちました!

 

 

う~わ!でました!

 

よーし、よーし!
今度は屋根裏に行くぞ!

 

 

忌避スプレーがあります。
使われますか?
 

 

俺が奥に行くから手前からスプレーしてくれ!

 

 

アブラコウモリ民家
了解!

コウモリ忌避スプレーは、
ハッカのような臭いがします。
息苦しいです。

 

 

アッまずいな!
みんな上がってきちゃったよ。(音でわかる)

下から忌避スプレーしたからコウモリが、
外に行かずに屋根の奥(上)に逃げ出したのです。

 

カサカサと慌ただしい音が聞こえ、
コウモリが焦っている様子がうかがえます。

 

ちきしょー!
失敗したな!!
大工さんは、再び屋根に上がり、瓦と板を外します。

 

するとついに!
バサバサッと数匹のコウモリが飛び立っていきました。

 

いまので結構出たでしょ!
屋根裏から忌避スプレーしてくれー!

 

 

コウモリ対策
はい!

 

おー!また飛んでったぞ~。
結構いたなー!

 

もういないんじゃないか?

 

私は執拗に
屋根裏から忌避スプレーをします。

 

 

確かに静かになりました。
居なくなったようです。

 

ベランダから空を見上げると行き場をなくした
コウモリが飛んでいます。

 

やったぞ!と成功をかみしめ眺めていると
コウモリが別の家の屋根裏に入っていくのが見えました。

アブラコウモリにとって、巣に困ることはないのでしょう。
これだけ家があれば・・・

 

 

じゃあ瓦を元に戻すぞー!

 

手際よく瓦が組まれていき、
最後に侵入口とみられる小さい穴にコーキング剤を
大量に流し込みました。

 

 

さすが!
信頼している大工さんでした。
時間にすると半日かかりましたね。
(作業内容にしては、むちゃくちゃ早い)

 

 

家のケースは、コウモリ専門業者でも簡単には駆除できない
難所だったと勝手に思っています。

 

結果的に大工さんにお願いして大正解でしたが
通常コウモリ駆除のためだと、相手してくれないと思います。

 

昔からの知り合いだったので、
なんとかわがままを聞いてもらえました。
感謝です。

 

コウモリ駆除は素人には無理!です。

 

コウモリは、鳥獣保護法により捕獲、処分が禁止されています。
手で触ったり、強い薬をかけてしまったりすると罪に問われることになります。
ですので業者に任せるのが安心です。

 

これだけの手間と時間、機材の費用を考えると
最初から面倒くさがらず「現地下見調査あり」で
コウモリ駆除業者にお願いしていれば、こうはならなかったという話です。

 

天井裏に住み着いたコウモリも迅速対応【コウモリ駆除navi】

 

コウモリ対策

 

ポイント1

冬眠の時期を外した夕暮れどきに、たまには空を見上げてみましょう。
もし、自宅の上空近くをコウモリが飛んでいるときは注意が必要です。

コウモリを暫らく観察し、どこに消えていくかチェックするのが大事です。

ポイント2

空間が狭い戸袋やエアコン配管、羽目板の隙間などでしたら
自分で忌避剤を使い追い払うことができると思います。

 

しかし、屋根裏や天井裏、瓦の下などは、
迷わずプロに任せることをお勧めします。

 

屋根裏だと忌避剤スプレーを効かせるのが難しいです。
コウモリの出入り口からスプレーしても、
屋根裏の奥に逃げてしまうので出て行きません。

 

ならばと屋根裏に入り中からスプレーし、
外に追い出そうとしても簡単ではありません。

屋根裏は思ってる以上に狭くて暗く、しかも暑いです。
夏はかなりヤバいです。
そんな中、忌避剤スプレーをすると窒息寸前になり
自分が危ないことになってしまいます。

 

ポイント3

天井・屋根裏でしたら糞を掃除するのに掃除機が必要になります。
ほうき等での糞清掃は、狭いところではできません。

しかも糞ホコリが舞い上がり、吸い込むと危険です。

 

ポイント4

コウモリ駆除後の殺菌・除菌が素人では甘くなってしまう。

 

ポイント5

コウモリは、ハッカが苦手です。
ハッカを撒けるような所でしたら、試してみるといいかもです。