薬局のボス

【第034腸】

処方箋をもって薬局にいくと体格のいいご年配の女性が
仁王立ちし、入ってくる人を鋭い目線で監視しています。

 

その隣には若い女性が2人、ボスからの指示待ちで
待機している感じです。

 

こんにちは!
よろしくお願いします。

と、処方箋を渡すと薬局ボスから体格とは異なる
優しい口調の言葉が返ってきました。

 

少しすると呼ばれ、
ペンタサ注腸の在庫がないと告げられると同時に

 

ペンタサ注腸って何ですか?
どのように使うものですか?

とか質問をされました。

 

 

潰瘍性大腸炎の治療薬でお尻から注入して使います。

と渋々答えました。

 

コノヤロー!
言わせるんじゃありませんよ!

若い女性の前で!

 

恥ずかしいじゃないですか。

 

それにしてもペンタサ注腸がよほど珍しかったのか、
薬局ボスは、淡々と私に質問し情報を収集しますが
隣にいる若い女性たちは、気まずそうにしています。

 

それにしても薬局は、話が周りの人に聞こえてしまうのを
改善する必要があるように思います。

 

 

完全に個人情報流出です。

 

知らない人に

あの人、お尻から何か注入してるんだ!
若いのに可哀そうに・・・
 

とバレてしまうのが本当に嫌です。

周囲への配慮が足りない薬局の最大の欠点について
不満はないのでしょうか。

 

病気のことは、他人でも極力知られたくないし
もしかしたら知り合いが近くにいるかも知れませんので
何とかしていただきたいものです。

 

 

改善されるわけないか・・・
ここで吠えていても。

 

ボスは、私から搾れるだけ情報を聞き出すと
再び、在庫がないことを申し訳なさそうに謝り、
急いで取り寄せるから数日後に取りにきてもらえないかと言ってきました。

 

薬局ボスに連絡先を渡し、
薬が届いたら連絡をもらうようにしました。